エアロハウスの日々

イツマデモハウス・ドコデモハウスを目指して

「FUTURO(フトゥロ)はなぜ消えたか?」その1

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新しい素材が現れると必ずと言っていいほどそれらを利用した近未来的な住宅が現れます。例えばフトゥロ。1968年フィンランドの建築家マッティ・スローネンによりデザインされたUFO型住宅で当時注目の素材FRPで作られています。数年前日本のオシャレマガジンで紹介され赤坂あたりで実際に建てられ(置かれ)話題になりました。
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例えばダイマクションハウス、偉大な預言者、思想家、建築家であるバックミンスター・フラーによって設計され、発表後話題になったのにもかかわらず2軒しか建設(製造)されなかった。これはアルミ合金でつくられていて当時最新鋭だったB-29爆撃機の胴体と同じ方法で作られていると言われていました。
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数年前にはLOFT CUBEという6x6のエアロハウスとすごく似たLIVING UNITが発表されています(エアロハウスの方が早かった)これは世界企業デュポン社の協賛で洗面台などに使われているコーリアンという素材で全てできています。
  1. 2007/12/07(金) 21:00:21|
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住宅は家電ではない

宇宙飛行士の毛利衛さんがCMをしている住宅があります。壁の中に地震力を吸収するメカニズムを内蔵したブレース状の装置が入っているのが特徴のようです。思うのですがメーカーはその装置を何年製作販売するつもりなのでしょう?家電は8年間部品などを用意しなければならないと聞きます。住宅は家電よりはるかに長い期間つかえるようでなければなりません、当然メンテナンスという要素がとても重要になってくる。50年間、60年間交換パーツを用意できるのでしょうか?会社がつぶれることはないとしても、たとえば買収で会社の方針が変わることさえあるでしょうし、リフォームの間取り変更で付け替えや新設などが容易に想像されます。
毛利さん

建築を長く使う上でメンテナンスやリフォームに対応する設計であることは絶対条件です。
無くなることがなく、手に入りやすく、加工もしやすい材料はなんでしょう?そう自然素材です。これだけは今後なにがあろうと(人類が存続する限り)手に入るでしょう。またローテクで加工可能な素材もなくならないと思います。環境にやさしい素材ということでアルミを建築部材に使うという考え方もあります。たしかに再生可能かも知れませんが工業製品は市場原理で動いています。仮にアルミが再生されても適正な部材のサイズになっていなければ使えませんし、規格は変わることさえあります。実際メーカーの部材リストにあっても実際に市場にはないということはめずらしくありません。その点「木」はどこでも手に入り規格に合わなくても大工さんに加工してもらうことができます。また「スチール」は町の板金屋さんで加工できます。「イツマデモドコデモ・ハウス」を目指すエアロハウスではコンセプトや設計は先進的であっても材料は原始的なものにしています。構造フレームは国産材の集成材で(海外のものでもかまいません)、接合部はどこの町工場で作れる鋼材の板です。以前経営コンサルタントの知り合いが中国でつくらせようと打ち合わせに行きましたが、我々がつくるまでもないと断られたことがあります・・・・中国人も投げ出すシンプル設計。
AH

  1. 2007/08/17(金) 12:02:36|
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狭小住宅としてのエアロハウスその2:実物編

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四方を接近した建物に囲まれているので閉鎖的な建物作りにしています。側面壁に2つあるのは通風戸で反対側にもありショートカットで風が流れ通風上非常に効果的です。

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南側は一面不透明ガラスで込み入った立地条件を考えると信じられないくらい明るい空間になっています。

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屋上には目隠し壁で囲われたテラスがあります、周りの高い建物がないので人目を気にしないで日光浴ができます。予算の都合でデッキはまだできていない。

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屋上へのハッチが見えますね。

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こんなこともやってみました。産業用のファンを取り付け短時間で換気ができるようにしてみました。「産業用」の効果は偉大、音も思ったほどではなく家庭用の換気扇より静かです。

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南側外観です。
  1. 2007/08/10(金) 18:55:39|
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狭小住宅としてのエアロハウスその1:模型編

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どこに建物が建てられるのか唖然とします。

エアロハウスはもともと自然の中の建築を想定し考えられましたが郊外の市街地や商業施設としても利用されてきています。極端な例として、狭い敷地に建てたいわゆる狭小住宅の例もあります。ここにご紹介するのは敷地面積約20坪に小さな住宅を建てマツダデミオとキャンピングカー、日産コースターを駐車する計画です。日産コースターは長さ6.3m幅2mの巨大な車です、だいたい敷地の実質使える場所は6.8mx8.4mですので一体どうやればこれらが入るのか?おまけに施主ご夫婦の趣味のバイクが2台あり室内に置き場を設けたい要望もでました。解決としてエアロハウスの構造を最大限利用し建ぺい率ぎりぎりの大きさの最大一室空間をつくり2階とします。1階は2台の駐車スペースの残りを建物にあて必要機能を押し込めます。当然1階は2階より小さくなりますがエアロハウスの構造はオフセットで下部構造に支えられるよう設計されていますのでオーバーハングさせることが比較的簡単にできます。
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建つとこうなります。

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デミオは手前の台形のところにスッポリ入ります。駐車位置でコースターの扉と建物の扉の位置が合っていてキャンピングカーと建物がつながり「第3の個室」にもなるわけです。6.3mx2m÷1.62=7.7帖、一番大きい個室です。
  1. 2007/08/08(水) 16:55:46|
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エアロハウスの構造

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一般的に住宅で使われている構造形式は、木造の場合は在来工法とパネル工法になります。なんの疑いもなくそれらを使っていますが耐震性、耐久性、リフォームや補修のし易さ、使い勝手、快適さなどから考えて本当に正しいのだろうか?こんな疑問をもちました。随分前から建築の構造はなんだかヘンだとウスウス感じていました。例えば空港で飛行機を見たとき、建築ではキャンティレバー(建物の張り出し)はせいぜい3mなのに、ジャンボジェット機は車輪から胴体端までがどうしてあんなに長くできるのか?という疑問が出てきました。おまけに地震とは比較にならない「ソフトな墜落」といえるような着陸を30年も40年も繰り返しているのです。そう寿命だってへたな建物より長いのです。ジュラルミンのような高価な材料でできているせいか?いえいえそんなことでは説明がつきません。例えばバンパイアというジェット戦闘機は何と「木造」で初飛行が1940年代で、1990年までスイス空軍でちゃんと使われていました。これは設計概念の違いからくるのではないかと思いました。建築は必ず大地があるところから考え始め「物を積み上げていく」発想になりますが、航空機は空中に存在することから発想します。発想を切り替えることにより地震に強い強固な建物が出来るのではないかと考えました。エアロハウスというネーミングも航空機からインスピレーションをもらった構造から来たのです。ですので、胴体にはちゃんとランディングギアがついています。

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デハビラント・バンパイア戦闘機の勇士。木造のくせに垂直に上昇している。木でできているので軽いのでしょうね。

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エアロハウス油壺の勇士、ランディングギアがついています。
  1. 2007/07/27(金) 18:31:13|
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